1,マーダーミステリーとは、なにか
マーダーミステリーの起源と概要
マーダーミステリーは推理小説の登場人物のように、物語を体験できるゲーム。人狼のような心理戦や謎解きの要素が含まれていること、与えられる役割によって全く異なる体験が得られることもあって、中国では既に大ブームとなっています。
あらかじめ決められたシナリオに沿って役割が振り分けられるため、他人はおろか自分自身も今日は犯人役なのか、犯人を追い詰める役なのか、はたまた他のミッションを持つ役なのかは誰にもわかりません。
犯人の役割であれば巧みに嘘を織り交ぜて会話し、捕まらずに逃げ切る知恵を働かせる、探偵役なら、誰が嘘をついているのかを会話の中から探し当てるというドキドキ感を味わえます。
シナリオは一度しかプレイできないため、毎回新たな体験ができるという面白さがあります。これまでに味わったことのない臨場感と、登場人物になりきる没入感をぜひ味わってみてください!
写真引用:https://www.dvidshub.net/image/1046150/murder-mystery-merriment-raf-mildenhall
マーダーミステリーが日本にブレイクした理由
マーダーミステリーが日本に入ってきたのは、2019年。わずか1-2年で、多くの人にプレイされるようになりました。
ボードゲームで遊べるお店がマーダーミステリーの提供を始めたり、専門店がオープンしたりと次々に遊べる場が増え、多くの人にプレイされるようになっていったのです。
またグループSNEを代表とするパッケージ版を提供する企業も現れ、お店に行かなくとも友達同士でパッケージ版を購入し、プレイできるようにもなりました。
マーダーミステリーは今まで日本で楽しまれてきた、参加体験型エンターテインメントの要素が含まれたゲームです。「ボードゲーム」「TRPG」「謎解き」「リアル脱出ゲーム」「人狼ゲーム」などを嗜んでいた人たちがマーダーミステリーを知って体験し始めた後、その魅力にハマることも少なくありません。事実、週に2-3回プレイに興じる人たちも存在するほどです。
コロナ禍となった今は、こうしたエンターテインメントをオンラインでプレイする人たちも増えました。マーダーミステリーはカードをめくって情報を見たり、全体から離れて2人だけで話す(密談)があったりと、オフライン(対面)で遊びやすいゲームでした。しかし、これらを補助するオンラインツールも充実してきたため、オンラインでも遜色なくプレイすることができます。
オンラインでプレイする様子をYouTubeに投稿しているプレイヤーも多く、そこでマーダーミステリーを知って、お店やオンラインでプレイし始める人も多いです。
シナリオはオンライン・オフライン(対面)両方でプレイできるものもありますが、オンライン専用/オフライン専用それぞれのシナリオが用意されているケースがほとんどです。
メディアでの取り上げ方
マーダーミステリーは参加体験型エンターテインメントを趣味にしている人の中では広まってきているものの、それらの趣味を持っていない人たちにはあまり知られていません。
しかし、推理ものの漫画や映画がヒットを重ねていることからもわかるように、マーダーミステリーには一般に広く普及するポテンシャルを持っていると考えられます。
実際、メディアにも取り上げられつつあります。2020年にはTOKYO MXでマーダーミステリーを題材としたドラマ「アオイウソ〜告白の放課後〜」※1が放送、2021年には朝日放送とABEMAで劇団ひとりと剛力彩芽が司会をする「マーダー☆ミステリー 〜探偵・斑目瑞男の事件簿〜」※2が放送されるなど、日本でもブレイクの兆しが見えます。
画像引用:https://www.asahi.co.jp/mudermystery/
※1 ドラマかされた例「アオイウソ〜告白の放課後〜」
※2 テレビでの放送「マーダー☆ミステリー 〜探偵・斑目瑞男の事件簿〜」
マーダーミステリーが人気な理由
マーダーミステリーが人気の理由を5つご紹介します。
①「一生に一度しか遊べない」
マーダーミステリーのシナリオを体験すると、設定されている犯人やそれ以外の秘密もすべてわかってしまいます。そのため、同じシナリオは一生に一度しか遊べないのです。
シナリオの中には「犯人を見つける」以外の目的が設定されていることもありますし、プレイする人たちの判断や行動によっては展開が変わり、だれにも予想できない結末を迎えることもあります。
ゲームの最後にはGM(ゲームマスター)が隠された秘密や設定を解説してくれます。「まったく気づかなかった」「そんな設定があったとは」という驚きや発見があることで、マーダーミステリーの面白さを体感する方も多いでしょう。
シナリオの数だけ刺激的な体験ができる面白さが人気となっているのです。
②「推理が楽しめる」
マーダーミステリーは推理小説のようだといわれるだけあって、重厚な推理を楽しめるシナリオが多いです。多くのシナリオは殺害が起こってから犯人を探すストーリーが多く、アリバイ・トリック・動機・凶器の情報を集めながら推理を進めていきます。
推理小説と異なるのは、推理を一人で行うのではなく、ほかのメンバーと協力し議論しながら推理を展開していく点。プレイするメンバーの中には犯人役や犯人に協力する役などがいるケースもあります。犯人とその協力役が共謀して推理中の議論を撹乱・遅延させてくることもあるので、一筋縄ではいかない推理を楽しめるのです。
③「ロールプレイが楽しめる」
ロールプレイとは、「役柄を演じる」こと。マーダーミステリーではその物語の登場人物となって自分とは違う境遇や価値観になりきってプレイできます。そのため、まるで違う人生を何度も味わうような体験ができるのです。
マーダーミステリーの多くは、犯人を見つける以外にもさまざまな目的があります。例えば「登場人物の中に肉親がおり、その人を自分の命に代えても守る」「登場人物の一人に恋をしていてプレイ中に良いところを見せつつ告白をしたい」など、細かく設定されています。
マーダーミステリーの楽しみ方は人によって異なりますが、自分が楽しめるポイントが多く含まれるシナリオでプレイできたときには何ものにも代えがたい喜びを感じられるのではないでしょうか。
④「単純なゲームとしても楽しめる」
マーダーミステリーの多くは、カードをめくって情報を集めてプレイします。中は情報の代わりにアイテムが出てくるケースもあり、アイテムを利用して話を進めることもできます。
例えば獲得したアイテムにピストルがあって、役柄の一人に恨みがある設定であったとすればそのピストルを使って殺害を試みることも可能です。あるいは犯人の協力役として、犯人を守るためにピストルを使うということもできます。
ほかにも謎解き要素やミニゲーム要素が盛り込まれているシナリオもあるため、シナリオごとにさまざまなバリエーションを楽しめます。
⑤「遊びきれないほどのシナリオがある」
「一生に一度しか遊べないのなら遊びきってしまうのでは?」という疑問を持つ方もいらっしゃるでしょう。しかし、マーダーミステリーには、遊びきれないほどのシナリオがあります。
マーダーミステリーのシナリオを紹介している当サイト(マダナビ※3)には、2021年7月時点で700点以上のシナリオが掲載されており、現在も増え続けている状況です。この現状を考えると、シナリオに困ることはないでしょう。
※3 マーダーミステリー検索クチコミサイト「マダナビ」
2,マーダーミステリーの歴史
欧米圏から中国での発展
マーダーミステリーは、「推理小説×謎解き×人狼」や「推理小説のキャラクターになりきれる推理ゲーム」と称されています。推理小説の起源は1841年、アメリカのエドガー・アラン・ポーが発表した『モルグ街の殺人』が始まりだとされています。その後、推理小説を一躍有名にしたのが『シャーロック・ホームズ』シリーズを著したコナン・ドイル。20世紀に入ってからは、『アルセーヌ・ルパン』シリーズを著したモーリス・ルブランが人気となり、ミステリー小説としてのジャンルを確立したとされています。
マーダーミステリーの始まりは諸説あるものの、20世紀初頭の欧米で行われたディナーパーティゲームという説が有名です。推理を楽しむ劇のようなパーティゲームが、マーダーミステリーの始まりだとされています。
その後、マーダーミステリーは中国に伝わって爆発的なブームとなりました。 中国のマーダーミステリーの始まりは、アスモデ(Asmodee)が 2001 年に出版した『Death Wears White』といわれています。
本格的に広がり始めたのは2013年〜2015年頃、ネット掲示板『百度貼吧』で盛り上がりを見せ、2016 年頃にはボードゲーム業界大手のヨカゲームズ(遊卡卓遊、Yoka Games)が参入して『謀殺之謎』シリーズを展開し始め、その他の小規模パブリッシャーも、マーダーミステリーのゲームを手掛け始めました。
中国では当初対面型でのプレイが多く、店舗は1年に1万店舗が新規オープンしたともいわれています。
2019年には100億元(日本円で1500億円程度)以上の市場規模となり、2021年には200億元(日本円で3000億円程度)になるといわれるほど年々マーケットが拡大していっています。
CCTV(中国中央電視台)での放送の様子
出典:http://j.people.com.cn/n3/2020/1231/c94475-9804858.html
2019年に日本にきてブレイク、そして進化型マーダーミステリー
中国で大流行したマーダーミステリーが、2019年頃に日本へ。ボードゲームやTRPGを楽しむ人たちの間で徐々に広まっていきました。
マーダーミステリーが遊べる専門店は続々とオープンし、オンラインで遊べるシナリオもネットで簡単に手に入るようになりました。マーダーミステリー専用のアプリも複数存在し、スマホひとつで手軽に遊ぶこともできます。
手軽に遊びたい人から重厚なシナリオをじっくり遊びたい人まで、プレイヤーのニーズに応える遊び方が展開されていきました。
そして最近では、マーダーミステリーの枠を超えた「進化型マーダーミステリー」が登場してきています。
マーダーミステリーは通常、殺人事件が起こりその犯人を探すところから始まる。しかし殺人事件が起こっていないケースや犯人がいないケースも見られる。「マーダー(殺人)」がないのにマーダーミステリーと呼ばれるが、殺人が起こっていなくてもマーダーミステリーと呼ばれることは多く、趣向を凝らしたシナリオの個性を発揮するために、さまざまなプレイ手法が存在する。
それらの進化型マーダーミステリーも、「個別の役柄があり、なにかしらの秘密がある」「主に投票といった行動選択があり、その選択によって結末が決定される」というルールは守られている場合が現状は多いですが、それも今後の発展を考えると変わっていく可能性も十分考えられます。
このようにマーダーミステリーと呼んでいいかわからないほど変化している場合もあり、まだまだ新しい市場であるため、今後の発展が期待できそうです。
3,マーダーミステリーの遊び方
マーダーミステリーを遊ぶ3つの方法
まずは、マーダーミステリーの遊び方をご紹介します。主な遊び方は下記の3つに分類されます。
- マーダーミステリー専門店やボードゲームカフェなどでイベントに参加
- 友人や自分がシナリオを購入してメンバーを集めて遊ぶ
- SNSでメンバー募集を見つけて参加する
1.の「マーダーミステリー専門店やボードゲームカフェなどでイベントに参加」は、後ほどご紹介する店舗でイベントを確認し、申し込めばOKです。自分でメンバーを集める必要がなく、知識がない状態で参加しても店舗にはゲームマスター(以下、GM)がいてしっかりゲームを楽しませてくれるので、入門編として遊ぶ方にも適した遊び方です。
2.の「友人や自分がシナリオを購入してメンバーを集めて遊ぶ」は、ある程度自分か友人がGMとしての力を持っていないと、楽しくマーダーミステリーを遊べない可能性があります。ゲームの楽しさはGMの力次第なので、GMができる、あるいはGMができる友人を持った状態であれば、自分たちの都合に合わせて開催ができるのでおすすめです。
3.の「SNSでメンバー募集を見つけて参加する」も、自分でメンバーを集めずに済むのでいいですが、良いGMがいるかは不明です。よく調べて参加すれば、1と遜色なく遊べる可能性もあります。
マーダーミステリー専門店のご紹介
初めての方は自宅の近くに対面型のマーダーミステリー専門店があれば、そちらで遊ぶのはいかがでしょうか。少しプレイ料金は高いですが、オンラインと違ってGMが直接説明してくれて遊ぶためのツールがたくさん用意されていることも多く、シナリオを理解しやすいでしょう。
プレイヤーの顔を見ながら話すので、コミュニケーションもとりやすいです。
代表的なマーダーミステリー専門店は下記でページでご紹介しておきました。
https://www.joymada.com/madanabi/マーダーミステリーが遊べる店舗/
マーダーミステリー遊び方の流れ
実際の遊び方の流れをご説明します。下記5つの段階が進行のざっくりとした流れです。
- GMからのルール説明
- 配役決定、ハンドアウト(シナリオ、個別シナリオ)の読み込み
- 推理パート(全体会議、密談)
- 投票、エンディング
- GMによる解説、得点計算、感想
- GMからのルール説明
まずは、GMからゲーム開始にあたってのルール説明があります。シナリオごとにルールが異なるため、注意深く聞いておきましょう。ゲームに熱中するためにも、この時点で疑問を解消しておくのがおすすめです。
もしゲーム途中で何か聞きたいことが出てくれば、そのままにせずゲームマスターに聞きに行きましょう。
マーダーミステリーの勝ち負けは、得点で決まります。自分に課されたミッションを達成できると得点がもらえ、メンバーの中で得点が高い人が勝者となります。
・配役決定、ハンドアウト(シナリオ、個別シナリオ)の読み込み
いよいよ配役が決定します。GMが配役を決定してくれることもありますが、多くはキャラクターの紹介情報を聞いて立候補する形式です。自分が没入できそうなキャラクターを選ぶといいでしょう。
配役が決まったら、個別のシナリオが配られます。個別シナリオにはキャラクターの性格、当日の行動、持ち物、ミッション、裏ミッションなどが記載されているので、しっかり読み込んでおきましょう。
犯人と書かれている可能性もありますし、犯人を捕まえる探偵としての役目がミッションとして書かれているかもしれません。すべては当日のシナリオを見てのお楽しみです。そのミッションを達成するにはどうしたら?と考えておくと、いざ推理パートが始まってから慌てることなくスタートできます。
・推理パート(全体会議、密談)
ここから推理が始まります。基本的には犯人を見つけること、真相を暴くことが目標となります。
犯人以外は犯人を暴く、犯人は見つからないようにすることがミッションなので、このミッションに取り組みつつ、余裕があれば裏ミッションの達成も目指していきましょう。
密談をする、トークンを使って情報カードを集める、情報交換をするなどで情報を集め、推理をしていきましょう。犯人だった場合は調査を撹乱する、逆に情報を開示して怪しく思われないようにするなどの戦略も取れます。
どの方法が一番ミッションを達成できそうか?と戦略を練ると、さらにマーダーミステリーを楽しむことができるはずです。
・投票、エンディング
最後に犯人と思われる人に投票し、推理を発表する時間があります。犯人が逃げ切った場合、捕まった場合、他のシナリオがあるケースなど、投票結果やメンバーの行動や判断によって、同じシナリオでも大きくエンディングが変わっていきます。これが、マーダーミステリーの面白さともいえるでしょう。
・GMによる解説、得点計算、感想
ゲームが終了したら、いよいよGMからの解説があります。「自分が仲間だと思っていた人が実は共犯者で調査を撹乱していた」、「怪しいと思っていた人が犯人ではなく、裏ミッションに取り組んでいるだけだった」など、解説がないとわからない各メンバーの行動の意図が判明します。
その後に得点の計算を行って、得点が高かった方が勝者となります。
最後に一番盛り上がるのが、ゲームの感想をシェアするとき。「そんな意図で行動していたの?」、「それならこうしておけばよかった」など、キャラクターから離れてゲームを振り返り、感想をシェアすることで他のメンバーの戦略を知れます。
この感想を言い合う中で真相を知れば、マーダーミステリーというゲームの奥深さを体験できるはずです。
次に、シナリオの選び方をご紹介します。
マーダーミステリー・シナリオの選び方
初心者向けを選ぶ
初心者の方であれば、中級者以上の方向けという表示があるシナリオを避け、初心者歓迎・初心者向けと書いてあるイベントやシナリオを選ぶのがおすすめです。マーダーミステリーの中級者・上級者向けのシナリオは複雑で、集中力も必要です。
初心者の方はまず、マーダーミステリーのルールや設定をつかみやすいシナリオである程度慣れてから中級者向けにチャレンジすることをおすすめします。一度しか楽しめないため、せっかくの面白いシナリオを最大限楽しめるように、参考にしてみてください。
短めのシナリオを選ぶ
初めて参加するときは、短めのシナリオで集中力が続くようにしておくといいでしょう。登場人物には表と裏それぞれの顔が設定されているため、ミステリーの謎解きと自分の裏ミッションの遂行、他メンバーの動きなどを見ながら動く必要があります。
あまり長いシナリオを選ぶと、途中で集中力が切れてしまって自分のミッションが達成できない可能性もあります。また、最後のゲームマスターの解説で気づかなかったことを発見したり、楽しんだりすることが醍醐味なので、解説を聞いて楽しむ余力を残せるくらいの状態にしておくと、マーダーミステリーの魅力を十分味わうことができるはずです。
複雑すぎないものを選ぶ
1,2と同じ理由ですが、複雑すぎるシナリオを選んでしまうと自分がどうすればいいかだけに意識が向いてしまい、誰と話せばいい?、情報カードや調査カードを入手するタイミングは?と考えを巡らせたり、他のメンバーのこの言動が怪しい、発言内容を覚えておこうと考えたりする余力がなくなってしまいます。
自分の能力を活かしきって楽しい体験をするためにも、できるだけシンプルなものを選びましょう。
経験者のおすすめを選ぶ
経験者の方から見た、初心者におすすめのシナリオを選ぶのもおすすめです。初心者向けの中でも経験者からのおすすめを選べば、マーダーミステリーの面白さを一番体験できるシナリオを選べるでしょう。
最初は無理をせず、シナリオの内容やメンバーの状況を見ながらどう動くかを判断できる余裕を持てるようなシナリオを選び、徐々に慣れてきたら複雑なものにもチャレンジするなど順を追って体験するようにすると、余すことなくマーダーミステリーを楽しめるはずです。
4,オンラインでのマーダーミステリー
オンラインでの遊び方
リアルとオンラインで遊べるマーダーミステリーですが、オンラインでの遊び方をご紹介します。コロナ禍ということもあり、オンライン用のマーダーミステリーシナリオを増えているので、非常に遊びやすくなっています。
<ボイスチャットツール>
オンラインで遊ぶ場合はプレイヤー同士で会話できるツールを使用する必要があります。zoomやライングループトークでも可能ですが、「Discord」というゲーマー向けのボイスチャットが便利です。スマホでもPCでも、専用アプリがあるので事前にインストールしてアカウントを作っておきましょう。
非常に多機能なツールですが、プレイするだけならとても簡単です。GMがいる場合はGMが使い方を知っている場合がほとんどなので、使い方がわからない場合はGMに聞きましょう。
Discordアプリのダウンロードはこちら↓
また、通信状況の確認や周囲の雑音に注意しましょう。周りの音を拾わないためにイヤフォンマイクを使用することをおすすめいたします。
スマホで遊べるのかPCが必要か、どういったプレイ環境が必要・快適かを事前に確認するのもいいでしょう。
デジタルが苦手な方はメモできるよう、紙と筆記用具を準備しておいてください。
<シナリオの共有>
マーダーミステリーのシナリオはPDFで配布されていることが多く、プレイヤー同士でシナリオを共有しましょう。
「ゲームの進め方」などのマニュアルがあるので、まずはそちらをしっかり読んで進行を確認しましょう。
シナリオを見る順番を間違えると、プレイする前に犯人を見ちゃった!という事故も起こりうるので、必ず順番を確認しましょう。
プレイする際の情報は、ユドナリウムやココフォリアといったようなオンラインツールを使うことがあります。こういったオンラインツールを使用する場合は、シナリオにファイルがあるのでブラウザでツールのサイトにアップロードして使用します。
こちらもシナリオのマニュアルに書いてあると思いますので、そちらを読んで使用してください。
<ユドナリウム>
<ココフォリア>
また、ユドナリウムなどのオンラインツールを使う場合、カードを間違って全体に公開してしまった、間違って削除してしまった、カードを引くときに操作を誤ってしまった、他メンバーの設定情報が見えてしまったなどのトラブルが生じがちです。
初心者の人は、事前に使用を確かめて事故がないように注意しましょう。
長時間になるため、飲み物やお菓子などを手元に置いておくことをおすすめします。
アプリ「uzu」の紹介
DiscordやLINE、ユドナリウムなど、マーダーミステリーのためにツールを複数使うことなく、1つで完結できる専用アプリ「uzu」というものがあります。自動ゲームマスター(ゲームを進行してくれる)機能から、アプリ内の通話機能など、マーダーミステリーに必要な機能が備わっています。
また、ゲームだけでなく、一緒にプレイする仲間の募集もできるため、このアプリ1つですべてを完結できます。毎週シナリオ公開があり、2021/08/01現在62シナリオを公開中。プレイ人数は2~5名、プレイ時間は30分~180分と幅広いラインナップが用意されています。
まずは気軽にオンラインで始めてみたいという方は、リアルでも楽しめるようにオンライン専用のシナリオで遊んでみてはいかがでしょうか。
5,マーダーミステリーを楽しむポイント、注意点
GMの存在
マーダーミステリーで重要なのが、ゲームマスター(以下、GM)の存在です。GMがマーダーミステリーの面白さを左右すると言っても過言ではありません。GMはゲームルールの説明や初心者への支援、配役の決定、パフォーマンスを入れて雰囲気を盛り上げてくれる、全貌が明らかになった後の解説で演出を加えながら話し、マーダーミステリーの面白さを体験させてくれるなどの役割を担っています。
参加したメンバーの動き方によっても、シナリオが想定とは異なる方向に動くこともあります。そのきっかけがどこで生まれたのか、皆が何を考えて動いていたのか、その裏でどんな風に犯人は動いていたから逃げ切れたのかなど、自分が見ていない世界をGM目線で解説してくれるため、いろんな切り口でシナリオを楽しめます。
「うまい」と評判のGMが主催する公演に参加できれば、マーダーミステリーの奥深さを感じることができるでしょう。
欠席遅刻はダメ
人数が揃わなければスタートできない性質があるゲームのため、欠席や遅刻は厳禁です。また、公演は時間が限られているので、遅れてしまうと次の公演にも影響を及ぼす可能性があります。
オンラインの場合も、遅れないようにしましょう。マーダーミステリーの魅力の1つである没入感が失われる可能性が高いです。
ネタバレ注意、一生に一度しか遊べない
マーダーミステリーは「一生に一度しか遊べない」というルールがあります。そのため、ネタバレは絶対にしてはいけません。他の方の楽しむ機会を失わせることのないよう、当日の写真への映り込みなどにも注意しましょう。
お店の場合はお店側が注意をしてくれますが、オンライン開催の場合は、自分の発言がネタバレにならないか注意しながら、SNS等への投稿や友人への共有を行ってください。
推理とロールプレイ
配役が決まったら最初にハンドアウト(台本)が配られます。読み込むときに自分にはどういった生い立ちなのか、他メンバーとの関わり、目標やミッション、事件当日どんな行動を取っていたのかなどが書かれています。
このキャラクターならどんな行動を取るか?このミッションが課せられているのはなぜか、この目標を達成するために障害になりそうなことは?などを想定し、動いていきましょう。キャラクターになりきればなりきるほど、マーダーミステリーの世界へ没入できます。
もしくは、犯人があなたかもしれません。その場合は、どんな風にすればバレないかを考え、別キャラクターを演じることを決めてしまってもいいでしょう。
マーダーミステリーは情報カードや調査カードの入手、そしてメンバーとの会話で推理をしていくゲームです。できるだけ推理しやすいように情報を手に入れ、協力しながら推理をしていきましょう。ただ、協力しようと思った相手が犯人や犯人の協力者である場合もありますので、注意は必要です。
自分の持っている情報を全体の場で話すのか、それとも特定のメンバーとの密談で話すのかを考えるのも重要な戦略です。
強弁・多弁、強要しない
スタートしてからは全体で会話しながら推理をしていくため、積極的に話すことをおすすめします。情報を開示しないと疑われる可能性も高まりますし、自分が話さなければ情報も集まってきません。
逆に情報を出してくれない人がいたとしても、しゃべるよう強要するのはやめましょう。シナリオの設定によっては、嘘がつけない場合もあるので話せないことも出てきます。あくまでゲームなので心理戦を楽しむ気持ちで取り組みましょう。
途中で推理発表などの場があります。自分の推理を伝えたときの反応を見て、推理を進めるのも面白い遊び方です。どうすれば真相に近づけるのか、模索しながらさまざまなアプローチを試してみてください。
マーダーミステリー・シナリオランキング
いかがでしたでしょうか?マーダーミステリーの魅力をご理解いただけましたでしょうか。
マーダーミステリーは「一生に一度しか遊べない」ものになっておりますので、シナリオ選びがとても重要です。
700件以上のシナリオから、プレイヤーが選んだ満足度ランキングがありますので、下記のページよりぜひシナリオ一覧をご覧ください!!
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