マーダーミステリーのGMってどんな役割?
GMの練習ができるおすすめのシナリオはある?
私はマーダーミステリー専門店ジョイマダを運営しているAkiと申します。
今日GM(ゲームマスター)したシナリオは、感想戦除いたプレイ時間だけで実に5時間。
映画2本くらい見れるボリューム。
セットアップ(事前準備…カード並べたり、ハンドアウト並べたり、名札用意したり、音響設備整えたりするあれです)に1時間くらいかかってるし、本来あるはずの場所になかったもの探すのに30分くらい取られたし(なぜ昨日まであったものがない!)、公演終了後はおまちかねの感想戦(ネタバレ解禁で参加者みんなでワイワイする時間)のあと、後片付けでまた1時間くらい。
全部込みで丸一日仕事。
それから帰宅してご飯食べて映画見て、あれやこれやしてたら寝落ちして夜中に目が覚めてこの記事書いています。
公演後に、あるお客様から言われたひとこと『GMの醍醐味って何ですか…?』
え、何その深い質問…そりゃあ色々ありますよ。でも言語化するの難しいよね。
そこで今回は、GMとはなんぞやについて経験を踏まえて話していきます。
- マーダーミステリーのGMは司会進行を行うのが役割
- 一生に一度のシナリオ体験をお手伝いすることができる
- 率先したロールプレイや丁寧な司会進行で参加者の満足度は変化する
- まずはGMするシナリオをプレイしてみることが重要
- 何よりも「準備」を繰り返すことが優秀なGMに近づく近道
マーダーミステリー(マダミス)のGMとは
マーダーミステリー(マダミス)のGMとは、簡単にいうと司会進行役です。
参加者のプレイヤーが気持ちよくシナリオのプレイが行えるよう、率先してロールプレイを行ったり初心者の疑問に答えるお仕事とも言えますね。
また、初めてマダミスをプレイする初心者プレイヤーに寄り添うことも重要なGMの仕事。
予め準備の段階で、「ここ初心者の方は疑問に思うだろうな…」「犯人役でも立ち回りやすい言い訳を考えておいてあげよう」など予想しておくことが大切です。
マーダーミステリー(マダミス)のGMは準備が大切
まずは、「これは面白い!みんなにも遊んでほしい!」ってなったシナリオを仕入れて、そこからまずは全てのテキストに目を通します。
最低3回、できれば4~5回。
ハンドアウト全員分はもちろんのこと、カードや進行表や追加資料、エンディングに分岐があるならそのすべて、全プレイヤーが目を通す可能性のあるものすべてと、GM用のものすべて。
それでも不明点がわいてくるので、疑問に感じたことはすべて解消しておきます。
ちまたで名作と言われているものは、だいたいこの辺がしっかり作られてる。作者さんが、プレイヤー目線だけでなく、GM目線も十分に意識してる。
名作が名作たる由縁ってこういうところにもあるような気がする。
まあそれでも本番では、全然予想してないところから質問は飛んで来るのだけど…。
そして公演当日は物理的な意味での準備。
とにかく準備、準備、準備
GMの仕事で最も大切なのは準備です!
マーダーミステリー(マダミス)のGMが魅力的なポイント
この章では、マーダーミステリー(マダミス)のGMが魅力的なポイントを紹介していきます。
- 参加者によって違う世界線が見れる
- 参加者の方が仲良くなって笑顔になる瞬間を作れる
参加者によって違う世界線が見れる
やっぱまずは違う世界線が見れるっていうのがあるよね。
同じシナリオでも、遊ぶ人が違うとストーリーやプロセスが全然違ってくる。
それぞれのキャラや個性まで違って見えて来るし、人それぞれの感じ方、考え方、解釈の仕方など、その違いを神の目線で楽しめるのはマダミスGMの特権と言えそう。
参加者の方が仲良くなって笑顔になる瞬間を作れる
やっぱり、公演が終了してみんなで笑いながら感想戦、
初対面の人同士でもここに来る頃にはずいぶんと仲良くなってること多数。
同じ映画を鑑賞した仲間と言えば大げさだけど、絆というか、戦友というか、なんとも言えない独特の繋がりが出来て、そして自分がその立役者になれたと思える時が一番の醍醐味だと思います!
「ありがとう」の一言で、やってよかったなと感じます。
twitterでつぶやいてくれたら、喜びは倍増!(←※ここ大事)
また張り切って次の公演のためにがんばろうって思えます。
今日もそれが強く感じられた公演でした。
マーダーミステリー(マダミス)でGMをする一連の流れ
この章では、マーダーミステリー(マダミス)でGMをする一連の流れを紹介していきます。
- STEP1:まずシナリオをプレイしてみる
STEP1:まずシナリオをプレイしてみる
僕の場合、まずはそのシナリオをプレイヤーとして遊んでみます。
マダミスのシナリオって当たりはずれが結構あるし、そもそもそのシナリオが自信をもってプレイヤーさん方にオススメできるかどうかってところを、
質って言うのかな
それをプレイヤー目線で判断するのが最初かなって思ってる。
一生に一度しか遊べないシナリオを、GMするからって自分だけ味わえないのは不満(本音)
マーダーミステリー(マダミス)でGMをする秘訣
この章では、マーダーミステリー(マダミス)でGMをする秘訣を紹介していきます。
- 人前に立つ意識を持つ
- GMが率先してロールプレイする
人前に立つ意識を持つ
これ意外と大事。
自分の一挙手一投足が、すべて見られてるくらいに思っておいた方がいい。
僕はこれまでの仕事柄人前に立つ機会が多かったのだけど、それでもやっぱり緊張するね。
だって、嫌でしょ!?
おどおどしてるGMとか、不安そうなGMって笑
緊張するのはしゃーない、それよりもそれを皆さんの前に露呈させないことが大事かなってよく思います。
いや、わかる。
責任重大なのはよくわかる。
自分のミスのせいで、そのプレイヤーさん方が一生味わえなくなるプレッシャーは。
だからこその準備(←しつこい)
GMが朗読する文章は、なるべく声に出して練習しておくことも大切。
人前に立つ人間として、堂々とした振る舞いを心がけています。
GMが率先してロールプレイする
ロールプレイ、担当するキャラクターになりきって演じること。
初心者にはこれが結構障壁だったりします。
強制する気は全くないけれど、あった方が盛り上がるのは確実。
そのためにも、GMが率先して演じてみよう。
声色、声の高さ、心情の理解…
GMがロールプレイしてると、プレイヤーさん達もおのずとノッてくるよね。
ちな、ラビットホール新宿店の中島店長はこれがめちゃうまい。
東京で一番うまいGMは彼女だと思う。
…あと個人的に、滑舌の練習としてオススメしたいのが「外郎売」
アナウンサーとか声を仕事をする人は必ずやってます。
オススメ。
初心者でもGMの練習ができるおすすめシナリオ
この章では、初心者でもGMの練習ができるおすすめシナリオを紹介していきます。
- きみはワンダーランドのアイドル
- 宇宙船ニル・ノート号の残響
- 箱庭の観測者様へ
きみはワンダーランドのアイドル
プレイ人数 | 4人 |
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プレイ時間 | 1時間50分 |
GMの要否 | 必要 |
使用ツール | Discord |
価格 | 無料 |
宇宙船ニル・ノート号の残響
プレイ人数 | 3人 |
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プレイ時間 | 1-2時間 |
GMの要否 | 必要 |
使用ツール | Discord・ココフォリア |
価格 | 1000円 |
箱庭の観測者様へ
プレイ人数 | 1人 |
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プレイ時間 | 1-2時間 |
GMの要否 | 必要 |
使用ツール | Discord・ココフォリア |
価格 | 700円 |
【まとめ】マーダーミステリー(マダミス)のGMについて
さて、ここまで読んでくれたあなた!
…興味わいたら、一度GMにトライされてみてはどうでしょう???
プレイヤーとしての楽しみとは、また一味違った楽しみが待ってますよ?
いつかあなたのGMでプレイさせてもらう日が来ることを楽しみにしています。